2026年1月22日 アップデート版
「低料金店についてどう思うか」というご質問に対し、私は一貫して、それは時代に即した非常に合理的で優れた「ビジネスモデル」であると考えています。
私がこの視点を持つようになったのは、2017年に実際に低料金店を体験した際、その経営構造を「分単価」で計算してみたことがきっかけでした。
■ 2017年当時の分析:損益分岐点の正体
当時、一般的な理容室が「60分・4,000円(分単価 約66円)」だったのに対し、1,000円カットのお店は1時間で5人以上をこなさなければ赤字になる計算でした。
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60分で4人(1人15分):売上4,000円(一般店と同等)
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60分で5人(1人12分):売上5,000円(分単価 83円)
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理想:60分で6人(1人10分):売上6,000円(分単価 100円)この「1人10分で仕上げる」という職人技があって初めて、一般店を上回る収益性が生まれます。 際に体験した際、私のカットタイムは8分でした。要点を抑えたプロの仕事に、「低料金店は分単価で見れば実は高級店なのだ」と感銘を受けたのを覚えています。
■ 2026年現在:さらに加速する「高単価ビジネス」化 2020年頃までは「一般店4,000円/低料金店1,000円」という相場でしたが、物価高騰を経た2026年現在、その構図はさらに変化しています。
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一般的な理容室: 60分 4,400円 = 分単価 約73円
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低料金店(1,400円〜): 10分 1,400円 = 分単価 140円
現在、いわゆる1,000円カットも1,400円程度からがスタートとなっています。
分単価で見ると、一般店の「約73円」に対し、低料金店は「140円」。
これは都心のプレミアムサロンにも匹敵する、驚異的な高単価ビジネスへと進化を遂げていると言えます。
■ 自分に合ったお店をチョイスする時代 お店ごとに「価格」「スピード」「システム」といったカラーがあり、お客様が自分の価値観に合うお店を選ぶ時代です。
当店のように「嘘偽りのない予約時間管理」を守り、お客様一人ひとりとじっくり向き合うスタイルもあれば、分単価140円のスピードと効率を追求するスタイルもあります。
わざわざ何軒ものお店を通り過ぎて当店まで足を運んでくださるお客様、そして私や妻との時間を楽しみに来てくださるお客様。
これだけ多様な選択肢がある2026年において、それでも当店を選んでいただけることに、改めて深い感謝を申し上げます。
