予約が取れないじゃないか!のお声に真摯に向き合い計算あなたの予約が叶う確率は

突然ですが、どちらの聞き方のほうが予約が取れる確率が高いと思いますか?

A「平日の9時~11時でカットの予約は出来るかな?」
B「金曜日の11時に店長にカットしてほしい!」

「予約が取れないじゃないか!」とのお声、真摯に受け止め、その困難さを一生懸命、計算してみたところ、「その確率は240分の1」と出ましたが・・・

●予約の聞き方 Aの場合●

「平日の9時~11時でカットの予約は出来るかな?」

指名
2名の理容師から指名無し (どちらでも良い) 2/2 = 1

曜日
週6日営業(火〜日)のうち平日
(火、水、木、金)を指定4/6 = 2/3

時間
10時間営業で30分刻みの予約枠全20枠のうち
御指定頂いた「9:00から11:00まで」は
9:00, 9:30, 10:00, 10:30, 11:00 の5枠です。
9:00〜11:00(5枠)を指定 5/20 = 1/4

指名無しの確率☓平日の確率☓時間の確率
予約が取れる確率} = 1 ☓ 2/3 ☓ 1/4 = 2/12 = 1/6
約16.7% の確率で希望通りに予約が取れることになります。

予約が取れない確率 = 1 – 予約が取れる確率 = 1 – 1/6
この条件で予約が取れない確率は 約83.3%です。

●予約の聞き方 Bの場合●

「金曜日の11時に店長にカットしてほしい!」

指名
2名の理容師から指定できる確率:1/2

曜日
営業日6日(火~日を想定)のうち
金曜日を指定できる確率 1/6

時間
10時間営業で30分刻みの予約枠全20枠のうち
「11時を固定で指定」した場合
前後の10:30、11:30に予約が入っていても無理なので
11時の予約が取れる確率 1/20

全ての条件が重なった場合の確率
理容師の確率 ☓ 曜日の確率 ☓ 時間の確率
予約が取れる確率 = 1/2 ☓ 1/6 ☓ 1/20 = 1/240 = 約0.41%

予約が取れない確率 = 1 – 予約が取れる確率 = 1 – 1/240 = 239/240
この条件で予約が取れない確率は 約99.59%です。

理容室の予約スケジュールは「テトリス」と同じ考え方です。

お客様一人ひとりの施術時間は、まるでテトリスのブロックのようなものです。

カットは小さいブロック、パーマやカラーが入ると大きなブロックになります。

当店の空いている時間(スペース)に、そのブロックをピッタリはめ込んでいくのが予約管理の基本です。

「今日の」、「13時に」、「店長に」、「アイロンパーマを」をなど予約の条件を増やすほど、「空きスペース」は少なくなります。

現実的には、聞き方Aのほうが、少しだけ幅を持たせた選択肢のため予約が取れる確率が少し上がります。

聞き方Bのように、指名・曜日・時間を完全に固定して予約を申し込んだ場合、約99.59%の確率で「その時間は埋まっています」と断られてしまう可能性が高いです。

この計算結果からも、御希望が叶うのは非常に稀な機会です。

2名体制でマンツーマンの質を保っておりますため、 もし御予約が難しいようでしたら、指名や日時の条件を少し緩和される事もご検討下さい。

次回もぜひ、この「奇跡の瞬間」を狙ってお早めにご連絡頂けると幸いです。

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