予約管理はテトリスと同じで「今から行ってすぐ」が なぜ難しいかお答えします
「今から行ってすぐ出来ますか?」というお問い合わせにつきまして
予約管理はテトリスと同じで「今から行ってすぐ」が、なぜ難しいかお答えします。
せっかくお電話頂いたのに、すぐにご案内出来ないケースがあり、心苦しく思っております。
当店の予約の仕組みを、少しわかりやすくご説明させて頂きます。

① 理容室の予約スケジュールは「テトリス」と同じ
お客様一人ひとりの施術時間は、まるでテトリスのブロックのようなものです。
カットは小さいブロック、パーマやカラーが入ると大きなブロックになります。
「御希望の施術時間」に「御来店までの移動時間」を足した時間を把握した上で、当店の空いている時間(スペース)に、そのブロックをピッタリはめ込んでいくのが予約管理の基本です。

② 「今から行ってすぐ」は、当店の「空き時間」から考えると曖昧
例えば、現在10時で、次の予約が11時30分に入っているとします。この1時間30分の「空きスペース」だけを見ると空いているように見えます。
しかし「今から行ってすぐ出来ますか?」という聞き方ですと「何時に御来店されるか」と「何のメニューを希望されるか」という、とても重要な情報が不明確なため、ブロックの大きさが合うかどうかの判断が出来ません。
③ 予約OK/NGを決めるのは「施術+移動時間」が収まるか
(これが最も重要なポイントです) 予約が取れるかどうかは、「御来店までの移動時間」と「御希望の施術時間」を合わせた合計時間が、次の予約までの「空きスペース」に収まるか、で決まります。
スペースからはみ出してしまうと、後ろのお客様を待たせてしまうため、お受け出来ないのです。

かなり極端な例えになりますが、店主は10時に絶賛施術中、女将は1時間以内に御予約承り中だと、1名ずつしか御予約が入っていなくても「今から行ってすぐ出来ますか?」と言われましたら、「今は出来ません」とお答えするしかありません。
④ 直前の連絡ほど、大きなブロック(長時間のメニュー)は入りにくい
時間が経つにつれて、空いている「スペース」は細かく分断されていきます。そのため、直前にご連絡いただくほど、大きなブロック(例:時間がかかるパーマなど)が入る大きなスキマが残っている可能性が低くなります。
⑤ 予約の条件が増えるほど、はめ込める「空きスペース」は少なくなる
例えば、「今日の15時」という条件よりも、「平日の15時から17時の間で」という時間の幅がある方が、空きスペースを見つけやすくなります。
逆に、「土曜日の11時に店長にカットと白髪染めをしてほしい」というように条件を増やしてしまうと、その条件に合う「空きスペース」が極端に少なくなり、予約が難しくなってしまいます。
まずは「メニュー」と「概ねの希望時間」を教えて頂くのが一番スムーズです。
